明治二十六年六月七日
桝井伊三郎妻おさめ身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上に一寸心得ん事情ある。いかなると思う。何も別段でない。身上一寸掛かる。どういう理掛かる。何も思う事は無し。中に一つ事情、皆んな寄り合うて居る中が、皆んな同じ事情、又身上から尋ねる。尋ねたらこういうさしづあった。又一つ聞いてやらにゃならん事情、先々こうと言うたとて運ばん。先々兄弟事情、とんとならんと思う事情、心休み話して年限をも見たら、この通り治まりと伝えて、それより楽しみ伝えてすれば他に治まる。これ兄弟と言う。夫婦の中、男というは胸の広く持って構わん。女というは心の小さい、思わく小さい心持って苦にする。身上不足なりたる処案じる事は要らん、案じてはならん。兄弟又夫婦四名、今の処こうやと、又々一つ伝えて事情と言う。

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