明治二十六年六月七日
城島分教会へ赤十字社より幻灯の事に付、教会所を借りに来たりしに付、貸して宜しきや願

さあ/\尋ねる事情/\、まあ一寸一時所ではとんと心得ん/\。まあ一時の処頼めば、一つ言葉だけ添えてやるがよい。とんと分からん事情、まあ一時の処、そんだらと言うてやるがよい。そうして一つ事情諭し置こう。顔という、一寸遁れるに遁れられん。平でどうと言うや、通られん事は無い。なれど皆子供のする事なら、一つ聞いてやらんにゃならん。心これだけと言う。頼んだ事情こうと言えば篤い事になる。どうしたさかいにどうという事は無い。前々内々に諭したる理あるによって、その心ばいで扱うがよい。
押して、向こうより願の事情に就て一株でも持ったものでありますか、又断わりたものでありますか
さあ/\そらどうもならん。皆んな救けやい/\。親寄り合って何ど無心の事情ある。深い思わく理要らん。ほんの気休み、一寸事情深き思わくは要らん。これだけ諭し置こう。さあ/\そらどうもならん。皆んな救けやい/\。親寄り合って何ど無心の事情ある。深い思わく理要らん。ほんの気休み、一寸事情深き思わくは要らん。これだけ諭し置こう。

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