明治二十六年五月十六日午後
日々本席に教会の願段々つかえます故、御許し相成りた上は地方庁へ出願なり御勤の鳴物なり御紋の処は添物のように心得ますから、これを神様へ願わずして運ばして下されますや、是非御願い申さずば成りませんや願
さあ/\尋ねる事情/\、如何なる事も尋ねるであろう。追々事情以て尋ねるであろう。日々という、どうも用事重なると調なわん。と尋ねる。尋ねば随分諭せんでない。よう聞き分け。だん/\さしづはどうであろう。さしづという処に、もう明日早々出すがよいと、地方庁事情は尋ねた上も尋ね、順序運んだ上も運んだ理は、生涯末代速やか理に治まる。よう聞き分け。一戸一点という、世上事情集まるというは、余程の区域ある。よう聞き分け。末代というは生涯と言う。運んだ理の運んだ事情理、万事聞き分けにゃならん。又普請という、万事願という、これも願ある。一戸普請と、教会普請、末代治まる理と、大変低き理と、高き理とある。よう聞き分け。何かならんと言わん。運んでこうと言うや治めてやる。なれど治まる理、又一戸一つの理と、世界集まる理と、件んの変わりた理運んで/\、十分尽した理、治めたる理、聞き分け。今日は信心、明日仇という理、善き理、悪き理、これ一つ聞き分けにゃならんで。