明治二十六年四月二十九日
本席身上のおさしづに付、本部長御帰会の上御尋ね出でに相成り、過日夜半に盗人はいり、且つ本部長目ぶたの処疵なされしに付事情の願

さあ/\だん/\尋ねる処、又一つ尋ねにゃならん。一つ事情さしづ及んだる処、いかなる理聞き分け。余儀無くの心余儀無くの事情、余儀無く心余儀無く事情と言えば、どんと分かり難ない理であろ。よく聞き分けば分かる。思い掛け無き不思議、一つ二つ、どういう事も道によって理に違う。これを差し入って改め。事情鮮やかさしづしよう。一つ理が集まれば事が集まる。事が集まれば安心、よう聞き分け。皆んな一つ、元々さしづ一つ諭したる。又一つ尋ねて諭したら、何の事もいかなる不思議もあろまい。いかなる事もあろまい。それ/\同し並んで居れば相当のもの不思議禍いある。危ない事、微かな理で救かるは日々の理という。古い理。後々の事も言わん。先々知らそ。一時何名何人と言う。日を切って願い出る。これは違わん。生涯治まる一つの理。それ/\真実聞き分けば、賛成一つの理も日々の理に治まる処と聞き分け。だん/\諭し置く。何名何人許し置き、中に散乱、心通り現われる。より/\隠し包みの理もあって不思議現われる。誰とも言わん。一名一人許したる。一つの理によって、生涯不自由見にゃならん処、芯定めて出るによって、救かる処聞き分け。これからという、何名何人改めて、所々と言う。思い掛け無きさしづ、一寸始め置くによって、これ台として治めにゃならん。日々積んだる年限積んで世界と言う。めん/\こうと言うて、被く被かん理困る。めん/\心働かす。それ/\に委せ。遠く事情出越す処、心改めてだん/\と伺い出よ。これ一つ間違えば間違う。どういう事とたくましい理は治まろまい。心得までに諭し置くによって、日々と定まりたる理が日々という。

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