明治二十六年四月二十五日
増野正兵衞咳出で胸に響きて息どしく又道興目の障りに付伺

さあ/\尋ねる処/\、身上に不足という、心得んという、思う処尋ねる。必ず不足なるとは思うなよ。何も身上案じる事要らん。身上事情あれば内々案じる。案じる事要らん。よう聞き分け。一つの事情に諭し置こう。無き処の事情/\、一里何里と言う。歩み難ないと事情から事情、この事情難しい。一寸理の処から尋ねる。尋ねば成程さしづ聞き分け。片手で物持つ。重いと言う。両手で持てば軽きと言う。両手で重きはならん。これ一つ諭し置こう。案じる事要らん、案じてはならん。

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