明治二十六年四月十七日
永尾よしゑ身上願
さあ/\尋ねる/\。身の処にて事情いかなるという、尋ねる事情、尋ねる事情には一つ事情諭し置こう。身の処案じる事要らん。案じる事要らんが、日々の処でありて事情日々の処であろう。今までところりと変わりてある。変わりてあるによって、心鎮めて暫く取り扱え。めん/\心治めてくれ。心十分穏やか暫く扱う。めんめんこうと言う、どうと言う。これは今まで暫く、万事心掛けにゃならん、又掛けにゃなろうまい。もう暫く心落とし着けて、世界と言う。安々持って心治めて暫く。これだけ諭し置くによって。