明治二十六年四月十日(陰暦二月二十四日)
村田幸助目の処、妻すま咳出る処願
さあ/\尋ねる処/\、さあ事情は心得ん/\尋ねる。さあ/\何も別段の事あろまい。皆承知して/\、事情聞いて承知出来たる。心得ん事情めん/\それ/\承知はあれども、日々の処よう聞き分け。長い間やない。暫く悠るりとする心/\。どれだけ思う/\、道に一つ理聞いて改めて居る。今の一時やあろまい。今の一時楽しみではない。長く道、暫く長い心持って、どういう処も治まり、皆これまで治まりたる処から、一時の処の事情に留まるによって、よう事情聞き分け置かんならん。