明治二十六年四月十日
桝井伊三郎母及び小人身上願

さあ/\尋ねる処/\、さあ/\事情以て事情尋ねる理の処、まあ何も一時どうと案じる事要らん/\。何も思う事あろうまい。一寸掛かり、一つ後治まりたる処から、十分たんのう治めて居る、たんのう治めて居る。何も日々どうと案じる事要らん。よう聞き分け。切なみ、切なみは三日の日も越す事出来ん。三日やない、一日も越せん。ずつなみ越せん一つ事情取り、ずつなみ知らず/\取りて、楽々運ぶ運ぶ。一時案じる事いらん。どうして居るやら、こうして居るやら、身体休んで居るのやら分からん。事情身上切なみあれば、堪い切れん/\。一日の日も見る事出来ん。外々で事情、間に事情、これ聞き分け。病はあろうまい。どれ一名事情やない。ならんと聞けばさしづして置こう。

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