明治二十六年三月三十一日
永尾きぬゑ夜分咳出るに付願
さあ/\尋ねる事情/\、小人という処にて夜々事情ありて一時事情尋ねる。尋ねたら一つさしづ、これより暫くの処通り難くい事情であろう。よう聞き分けてそれそれ諭さにゃならん。小人一寸尋ねるからさしづして置かんならん。内々の事情内内の事情、今までの事情ところりと変わりてある。事情難しいようなものなれど、心事情から何でも無い。これまで一寸治まり一時はあと言う/\。これより尚々育てる事情という、しっかり伝えてくれにゃならん。小人身上何も案ぜる事要らんで。