明治二十六年二月十一日
山本藤四郎伜耕三郎身上願

さあ/\尋ねる処/\、さあ尋ね出る事情、内々事情という。大抵皆治まり、銘々重々治まり、又一つ銘々不思議事情ありて一時という。成ると成らんと銘々治まりて又候内々に心得ん。どれだけ運び、どれだけ聞けど、速やかならん処尋ねる。尋ねばさしづ。一時案じる事要らん。案じる事は要らんが、事情一寸大層事情である。そこで所々又所大層治まれば、一寸治まらんやない。内に一つそれより世上心の常、いかなる事情、事情は常一つ明らか運んで事情という。事情急いで一つ運んださかいにどうと、折り筈利かす、事情早く/\聞き分けてくれるよう。

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