明治二十六年二月十一日午後
愛知支教会一件に付永尾楢次郎、桝井伊三郎出張願

さあ/\尋ねる事情/\、先ず/\尋ねる事情には大いなる事情、あれこれ間違うて事情という。あちらも結ぼれ、こちらも結ぼれ、とんと計り難ない、多くの中、一つの理の聞き違い、取り違いよりだん/\縺れ、一時分かり難ない道という。一時行て実地事情、一寸には治まろまい。こちらこうと言えば、又こうと言う。道の事情なら、道のためなら、一つの理も治めにゃなろまい。事情は一寸取り難くい事情なれど、十分話してくれ、諭してくれ。所というは中々の処、万事道々の処にてはどんなふしとも言う。さあ/\一寸行て万事聞きて来るがよい。
押して、明日からでも参りたもので御座りますや
さあ/\まあ事情は急いで行て、急いで帰るがよい。所々一寸行て、一つの事情詳しく聞いて来るがよい。風という、吹き返やす風もあれば、治まる風もある、これだけ心得のため諭し置こう。さあ/\まあ事情は急いで行て、急いで帰るがよい。所々一寸行て、一つの事情詳しく聞いて来るがよい。風という、吹き返やす風もあれば、治まる風もある、これだけ心得のため諭し置こう。

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