明治二十六年二月六日
平野楢蔵江州へ出張願

さあ/\これまで/\皆んな何処へ出るも、遠く出るもさしづ以て許し置いたる。どんな難しい中でも、戻り来るまでにちゃんと治まりて来る。これさしづの理やで。どんな事でも尻を固めて来るが理。五年以前から見分けて、どんな怖わい処も、又又の理も治め来た。さしづ軽く思うからどんならん。又々の理は治めてやってくれねばなろまい。何しに来て居る。よう思やんしてみよ。水臭いようなもの、何ぼ大きな財産持ちでも、行こうと思うて行かれるものやない。寄せよと思うて寄せられるものやない。世界中の財産持ちでもいかん。遙々越すも出て来るも、長い間の苦労して居るも、何の道からぞ。これ聞き分けば、思案は要ろまい。何も彼も一日の日に変わる。
押して
さあ/\行て来るがよい/\。さあ/\行て来るがよい/\。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です