明治二十六年二月五日午後一時三十分頃
本席御用場普請の事に付、これまでの処詰員一同の届かぬ儀御詫び申し上げて御許しの願

さあ/\もうどうもならんから、皆折角の幾晩々々、だん/\どうがよかろ、こうがよかろ、そら真実事情、あちらこちらへ、どうなりこうなりという。どんならん処、すっきりと前々の事は取り消して了う/\。なれど未だ事情あろ。すっきり取り消して了えばそれきりのもの。これから改め替えばどんな事でも受け取るが、よう聞き分け。どんな事も受け取るが、受け取れば伝わにゃならん。どんな知れんもの談じ、どんなもの受け取ると言うた分にゃ分からん。普請はあわてる事要らん。こうして居る、一寸治めてたゞ/\中にどういう事情諭すなら、言い掛けてから半年近く取り遅れてある。掛からん事情、取り遅れるはどういう事という。これ何しに来てる。又他人同志でも結構と言うて、これまで伝うて来たる道伝うに、これまで分からんなりの理は直ぐに伝うまい。無理な事言うと思うやろ。無理と思たら無理になる。もと/\から用いりて、取り立てゝくれにゃならん。持ちてる物離してなりと運んでくれにゃならん。白きもの白きに見る、赤きもの赤きに見る、黒きもの黒きに見るは皆世界の事情。よう聞き分けにゃどんならん。情無い。ならんもうならん、もうやめようかしらん、置こうかしらん。その事情から又古き事情ある。建家あちらこちら見て、腐り建家、草生えの中の建家という。それから聞き分けにゃ分からせん。よう聞き分け。一戸どうであろ、一戸一人限る処、長らくの処やれやれと言う。又やれ/\という理を無けにゃならん。これから聞き分け。すっきり委せ置く。普請一条委せる。普請だけの事情委せる。委せるとすれば、普請一条これで十分成程満足であろと、これまで人の中隠れ忍んで伝うたる事情、これ聞き分け。皆日々という、又嬉しい重なる中にどやしらん、結構の中に思い過ぎる事情、思い過ぎる事情分かろうまい。又一つ諭し置かにゃなろまい。今日の一つ聞き分け。まあ普請一条は委せる。委せたら受け取る。どんな理も受け取る。これから又話、さしづ事情は何処から委せた。委せたなら、めん/\事情から改めて、心急いて委せにゃならん。どんな事もある。早く聞き取れ/\。
押して、普請の処今日より願
さあ/\まあ掛かる普請、一日二日、半年の理を以て、早い遅いの理は無い。心発散さして、これでどういう事もしてくれるが満足々々、安心安楽与えて暫く働かにゃならん/\。いずむ心はなあ/\/\。ウアヽヽヽヽヽヽ。さあ/\まあ掛かる普請、一日二日、半年の理を以て、早い遅いの理は無い。心発散さして、これでどういう事もしてくれるが満足々々、安心安楽与えて暫く働かにゃならん/\。いずむ心はなあ/\/\。ウアヽヽヽヽヽヽ。

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