明治二十六年一月二十一日
井筒梅治郎母こと七十八才身上願

さあ/\尋ねる事情、身の処、一寸の処、一時ならどういう処、まあ心を急えて事情運んだる。これ聞き分け。年々代々一つの理に諭したる。そらと言えばそらと言う。一時世界事情の道も運び、これでこそ明らかという順序道を付け。難しい、これはどうなろうと思うた処、心頼もし治めて居る。一時どうと言うやない。まあ一寸暫く/\合い言問い言知る知らん。何たる事と言う。一寸踏ん張りたる処、たんのうを十分さして、油断の事情を持たず、よう気を付け。一寸の処、合い言問い言無くしては道であろうまい。一寸思うように成りてある。後々ようたんのう。傍々もよう聞き分け。一時やない。なれど油断は出けん。その心で居るがよい。

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