明治二十六年一月二十一日
本席声かすむに付願

さあ/\/\一寸尋ねる処、尋ねにゃなろまい。どういう事であろ/\。まあ一日勤める又勤める。だん/\勤めたる処、理に一つが重なるであろう。どうでも重なりた理は、幾重道を付けにゃならん。よう事情聞き分けにゃならんで。日々勤める処、あれはあれだけの役や。さもなくば理が添わん。これだけ見分けてやらにゃならん。見分けにゃなろまい。日々席々という、席を運んで日々の日というは、だんだんの理を以て積んだる処、声が出難くい。早く以て尋ねた理はよく尋ねた理である。勤められると勤められんと、これ聞き分け。又重なりたる処、だん/\言い聞かしたる処早く取り決まりて、事情重々たんのう与え、誰のものと思えばそも/\日々台と言えば、一日の日も放って置く訳には行こうまい。これ聞き分けて定めてくれ。何でもないと思えばだん/\の理を積んだる。よく聞き分け。身の内一寸障る。さしづという、刻限という、追い延ばしという。さあばったりと言えばどうなろ。日々無になる。一つの心を勇んでくれ。勇めにゃならん、勇めさゝにゃならん。一日はよいと放って置いては、日々運ぶ理になろまい。よう聞き分け。皆々の心、こうしたなら明るくなる、暗くなるというは、一つの理に分かるやろう。

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