明治二十六年一月六日
河原町部内小濱支教会破損に付事情願
さあ/\尋ねる事情/\、皆んなの事情は心という一つという、先々以て楽しみ一つ事情十分許したる。なれど何たる事情集まりたる、よう聞き分け。見るも一つ理であろ、聞くも一つ理であろ。世界事情聞き分けば一時分かる。これはどうであろ、これまでさしづ以てさしづと言う。何よ違ってあろ、何であろ、一時尋ねる処、事情又後々事情、先以て一つ事情、世界集まりたるなれど、大変難しいかろ。一つ改め替えて、一つ改め替えて何でも精神結び替えて一つ注意一つ、又一つ改め替えてすれば後々諭そ。所々理ある。一時は何たると思うは、それは理なれど、遠くという、遠国という一つ理、どんな事も見るであろう、聞くであろう。成らん事情すればたんのう一つ。これより精神一つ供える理なら受け取る。よう聞き分け。心に掛けるやない。思やんしてみよ。それ/\中に一つ道ありて遠くやあろまい、ほのかの事やない。どんな事でも改めるなら、又一つよう聞き分けば、何時なりと出るがよい。さしづして置こう。