明治二十五年十一月十一日
瀬戸新七四十七才身上障りの処願、それに付、家内の身上も申し上げ願
さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上の事情、いかなる理尋ねる処、よく事情聞き分けにゃ分かり難ない。大抵々々事情の理は皆分かりある。分かりある中に、身上長らえて、大変困るであろ。事情よう聞き分け。内々という家内それ/\いかなる事、見ればなあ、聞けばなあ、これ思わず言わず、一つ理どんな理大難小難これ聞き分け。一つは諭す事情、世界諭して事情、又いんねん諭するであろう。皆かりもの諭するであろう。諭する処、聞き分けば鮮やか。身の内案じ無き事情以て、何でなあ、世界なあ、これ思わず、心に治め。伝わる/\。これ聞き分けて、何でぞいなあという理持たんが、改めた事情である。案じる事要らん。しいかり行かんならん。よく聞き取りてくれるがよい。