明治二十五年十月十四日
小出兵治郎四十一才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上にどうも一つ不足。いかなる事であろ、どういう事であろう思やん事情、又一時という事情、身の処/\は案じる事要らん。案じる事要らんが、よう事情聞き分け。身上という一つ日々に心に掛かりては、日々楽しみあろうまい。楽しみという理聞かそ。同し一つの理、同じ一つの理なら、互いという理聞き分け。一時の理一時の心、めん/\一時では通らゝせん。人をこうと言やめん/\身に迫る。日々遅れる。めん/\取りよで、身上がうっとしいなる。うっとしいと言う。これ諭し置くによって、案じ無きよう、事情よく諭してくれるよう。

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