明治二十五年九月二十九日
山田太右衞門三十九才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、身上一条一つ心得んという事情尋ねる。もうこれ身上一条話も聞き、聞き分けて、これまでと言う。又一つ心事情いかなると思う。一つ尋ねる。一時どうと言う一時何故と言う、一時運び掛ける。又どうと思う処に、心悔やしむという理、切りも無い。日の処月の処、年限見て又世界見て、いかなると思う処、日々の処聞き分け。長くの道は長くの理、いつ/\までやない。心改め。大変いずれ一つ理を見て治めにゃなろまい。日々心に分かり難ないから身上障り、よう聞き分け。身上鮮やかありて、楽しみ早い遅いは無い。又後先言わん。いつ/\まで名は理である。一つは早くと言うであろ。なれど、一時暇が要る。なれど、めん/\理に名がある。理に名があるというは、どういう事なら、始め掛けて、先々世界理が名であろ。これ聞き分けて、治めてくれ。案じる事要らん。聞きようによって案じる。これ一つ聞き取りてくれるよう。