明治二十五年七月一日
深谷腰の痛みより願

さあ/\一時身の処尋ねる。いかなる事であると尋ねる。よう聞き分け。これまでの処という、前々処に諭し置いたる処、どんな処世界の理。皆理に掛かる。治めた理も掛かれば、治まらん理も掛かる。年々の理であろう。これまで聞いて/\通りた。何時身上思うようにならん。大層とは是非々々さしづしてない。どれだけのさしづでも取り損いという、これだけどうむならん。大層と言えば、心の理があろう。又不足理も掛かる。通りた理を聞き分けにゃならん。これ一つ聞き分け。一寸事情大層と思う。身が動かねば、大層とはぁちゃ思われん。そこで、よう聞き分け。一名一人心というは、皆集まりてある。善き事は当り前、悪しき事は理に掛かる。そこで重々諭し置く。天然自然という理諭したる。急いだ事はいかん。尽す理も年々。今年も見えた/\。事情は皆栄える。これ一つ十分諭し置くによって、案じる事要らん。これ一つ諭し置こう。

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