明治二十五年六月二十六日
前田友千代、子サカヱ六才身上の処願(紀州中貴志村大字前田)

さあ/\身上々々、身上尋ねる処、よう聞き分けにゃ分からんで。又日々どうであろうとばかりでは、何も分からん。よう聞き分け。皆めん/\事情諭すであろう。身上は皆かりものと諭すであろう。世上皆同じ人間、一列可愛は一つの理であろう。なれど、いんねんという事情聞き分け。いんねんというは、皆世上にあろう。世上処見て聞いて、いかなるもたんのう。一つには、いんねんなら是非が無いと言えば、そのまゝ。いんねん聞き分けて、たんのう。たんのうは真の誠。誠は受け取る。これ一つ、よう諭してくれるよう。

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