明治二十五年十二月二十四日
本席御用場普請図面改め八間にして御許しの願

さあ/\事情尋ねる処/\、さあ/\これまでに何度さしづ/\はだん/\事情、一時事情にては思い立ち、一時暫くという。一つ事情、一時いくよ幾間、事情尋ねる処、どうしようこうしよう、行く行かん、こらさしづまで。勝手よい。一つ治まりて一つ事情、心で楽しみ、嬉しいという処、こらすっきり委せ置く。取り計らえ。取計らい理に受け取る。何よの事も理に受け取る。しっかり書き取って置くがよい。
同付属雪隠二箇所の願
さあ/\その処はまあこれでという。楽しみ理に委せ置く。さあ/\その処はまあこれでという。楽しみ理に委せ置く。
同付属風呂場の願
さあ/\尋ねる処/\、それ/\皆事情に付いたる。これという処、これも万事委せ置くによって、しっかり聞き分けて置かんならんで。さあ/\尋ねる処/\、それ/\皆事情に付いたる。これという処、これも万事委せ置くによって、しっかり聞き分けて置かんならんで。
右普請用材木買い入れの願
さあ/\又一つ始め掛けたら、始め掛けた理以て一つさしづして置こう。何も念の入った事要らん。皆ざあとして置くがよい。木材木好んではならん。中に一つ理ある。大きな心持って何でもという。小さい心いずむ。普請小さくては皆寄り来る処ある。これだけ出けたる、皆満足する。一名二人でなく、互いという。木材は取り合わせ。これがいかんどれがいかん、とさらに言うのやない。まあ成るだけ広くして、ざあとゝいう。元掛かりつとめ場所、三十年切りである。一寸は長いもの、後思えば短い年限。先思えば長い。なれど、後思えば短い。いつ/\まで用いるのやない。それでざあとさしづして置こう。さあ/\又一つ始め掛けたら、始め掛けた理以て一つさしづして置こう。何も念の入った事要らん。皆ざあとして置くがよい。木材木好んではならん。中に一つ理ある。大きな心持って何でもという。小さい心いずむ。普請小さくては皆寄り来る処ある。これだけ出けたる、皆満足する。一名二人でなく、互いという。木材は取り合わせ。これがいかんどれがいかん、とさらに言うのやない。まあ成るだけ広くして、ざあとゝいう。元掛かりつとめ場所、三十年切りである。一寸は長いもの、後思えば短い年限。先思えば長い。なれど、後思えば短い。いつ/\まで用いるのやない。それでざあとさしづして置こう。
墓地の垣北西東の方に致し度きに付、前より押して願
さあ/\事情尋ねる処、前々に事情諭したる処、一つだん/\それ/\心運ぶ。一時という、どうも開け放しはさあして聞き分け。一時尋ねる処、一寸人が此処と一寸掛かり来る理、すっきり門打ってすっきりならんという、四方より入り込む処聞き分け。すっきりならんと言えばそれじまいのもの。これしっかり聞き分け。何故すっきり出けん。よう聞き分け。取り放しは何処へも皆映るという。これしいかり聞き分けてくれ。さあ/\事情尋ねる処、前々に事情諭したる処、一つだん/\それ/\心運ぶ。一時という、どうも開け放しはさあして聞き分け。一時尋ねる処、一寸人が此処と一寸掛かり来る理、すっきり門打ってすっきりならんという、四方より入り込む処聞き分け。すっきりならんと言えばそれじまいのもの。これしっかり聞き分け。何故すっきり出けん。よう聞き分け。取り放しは何処へも皆映るという。これしいかり聞き分けてくれ。
押して、後ろ垣だけ御許し下され度き願
さあ/\だん/\事情尋ね返やす処、尋ね返やすには、心理が発散無くして尋ねる処、これ事情聞き分け。又一つさしづだん/\の理は、理を変えて理を許そ。危ない怖わいという、これ思う、それだけは後ろの理に委せ置く。後々皆行け/\やで。囲て了たら、どうもならん理になろが。後々西北谷危なきなあ、というだけの理にして置くがよい。これだけの事分からにゃどうもならん。さあ/\だん/\事情尋ね返やす処、尋ね返やすには、心理が発散無くして尋ねる処、これ事情聞き分け。又一つさしづだん/\の理は、理を変えて理を許そ。危ない怖わいという、これ思う、それだけは後ろの理に委せ置く。後々皆行け/\やで。囲て了たら、どうもならん理になろが。後々西北谷危なきなあ、というだけの理にして置くがよい。これだけの事分からにゃどうもならん。

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