明治二十五年十二月二日
増野正兵衞家内及び小人道興身上障りに付願

さあ/\事情尋ねる/\、身上一条事情尋ねる。小人事情いかなると思う、尋ねるであろう/\。尋ねる事情にて何とも無くば尋ねやしまい。どうでもなあと尋ねる。一ついかなる話、諭す処万事事情、万事事情これよう聞き分け。一つ片付く/\、又片付く。多く中、治まり来る処、一寸掛かり、一寸思わく。それ/\一つ/\あちらこちら事情取りて順序多く皆治まる。治まればどんな事でも通してみせると諭したる。よう聞き分け。めん/\心運び重々に治め。一つこれまで長い間、心だけ運び、心だけ尽し、多くどういう事という。一つ/\分からん。これまで通りたる心十分受け取りて守護。存命話したる。又一つ心々尽した処、十分日を送り満足与え。よう聞き分け。誠一つ治めば、先々怖わい恐ろしい理は無い。一つ見せてある。一つ治まりてからという処分からん。あの人はどんと運びといえどなあ、精神持った一つ、生涯治められん。真実通りた長い間、通りたる事ある。一寸過ぎたる、どうでも運ばんならん。これでこそと安心出けて、はあはん尽した処通り、誠以て通れば皆その通り治まる。一時始まりのようなもの。一つ話し合い、伝えやい、後の処どうであろう/\。後々守護、これまで聞いたる通り、又内々小人何かの処、案じる事要らん。一つ伝えてくれるであろう。一つ/\伝えてくれるようと話伝えて置こう。

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