明治二十五年十二月一日
増田つね身上願

さあ/\一時尋ねる処、身上に一つ事情、長らえて一つ事情、早く聞き取りて、一つ長らえて尽す処、十分に受け取る。なれども日々に思う処いんねん、いんねんで成る事ならば、世界事情同じ一つの理であたゑ有りてあたゑ無い/\。よく聞き分け。いんねんの事情どういうものと思う、一人のじとあたゑ無くてはなろまい。いんねんの理分からんであろうまい。人に尋ねるまでやない。いんねんの事情は話一つで救けてある。理は元一つから始めて来てある。いんねんなる理は尋ねるまでやない/\。めん/\のまゝに成らんはいんねん。あんな者/\自由なるはいんねんの理、為す事ばかりはいんねん事情と悟れ。まあ案じる事も無い。世上の理も運び、どれから見ても、あれでこそ/\と思われるようにして、掛かりてくれ。成らんや成らん、せねば成らん、成らんや成らん、一つの理。何かの処もよく聞き取りて一つと言う。

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