明治二十五年十一月二十一日
本席腰痛みの事情願

さあ/\尋ねにゃなろまい/\、時々の事情諭したる処、尋ねにゃならん。身上に事情、切なみ事情、よう聞き分け。まあ/\一寸には分かろまい。なれど、よう思やんすれば分からんやない。諭したる理どうも考え、事情心に更々持たず、ほのかなものという。時々の心を悟れば分かる。万事の処、いろ/\事情もあろう、多くの理もあろう、世界とも言うであろう。なれど存命中一つの理、末代の理を見定めて、理を話したる。道改め替えると言うた。今一つの道、存命中皆諭したる。ころっと替わりて席という。存命中一つの理と諭してある。いつ/\聞き流し見遁し、諭とは思われん。改めて皆心一つ。これ一つ事情聞き取って、改め一つの理を定めてくれにゃならん。日々扱い、これの理に諭しある事情も聞き分けてくれ。さづけ一つの事情、これ一つ台ともいう。存命遺し置いたる、入り込む一つ席という。存命一つの理も同じ事。追々延ばし聞き遁しの理ではどうもならん。成程と聞き取ってくれにゃならん。一日の日に身上不足なれば、遠く所、未だかいな/\という事情があって運べん。今日切なみなれど、明るく日運ぶ。自由自在の事情聞き分けにゃならん。又今一時、中々大変の事情多く寄る処、前々会議の処受け取る処もあれば、それはなあと一時抑えんならん事情もある。思わく会議に理を合わせ、一つの理を尋ねる。尋ねたらころっと変わる。皆大層なる事情を持たぬよう、持たさぬよう。大層なる処、それ/\急がしい事務も、あちらもこちらも放って置かにゃならん。後々何年掛かろうが、まあそこい/\の事情、これ早く諭さにゃならん。一日送りに日を送り、これはどうせにゃならん、どうせにゃならんと、もう大変な事は随分の理に治め。一年の事情も、上に譬えて話しよう。今年に事情あって、又来年という。今年了たら、又来年ともいう。仕切った事を持たず、皆同じ事をするのや。これ一つの理に聞き分けてくれるよう。

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