明治二十一年二月二十一日(陰暦正月十日)
増野正兵衞口中の内裏一寸腫れ居所悪しきに付伺

さあ/\どういうさしづ、身処身上の処一寸心得ん。どういうさしづ、いかなるも聞き分け。先ず/\内々事情、一つ事情何でも安心さし、見る処一つ思案、幾々々幾年々理を見て思案、余儀無き一つ場も立ち越え。成ると成らん、内々治まらん、どういう事も一つ事情、どんと一つ定まらん。どういう事一つ種十分下ろせ。直ぐとせば直ぐと生える。大抵作り上げたる。一つ際に雨風が吹く。一年毛上ほんに良かった日あったな。一つ定めという。経ち来たる先も世の中なれども、治め心第一理である。
同日帰国伺
さあ/\一寸心得ん。速やか心速やか。案じる道は無いで。心治まり次第、十分早く道運べ。又々日を見る。さあ/\一寸心得ん。速やか心速やか。案じる道は無いで。心治まり次第、十分早く道運べ。又々日を見る。

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