明治二十一年二月十五日
中西金次郎(初代大江分教会長)子供の伺

さあ/\/\いかなる処、一つの理を尋ねるから、理を諭しよう。人間というものは、皆神のかしもの。いかなる理も聞かすから、聞き分け。心の誠、自由自在と。自由自在何処にもあらせん、誠の心にあるのや。身は神のかしもの、心は我がもの、心次第にかしものの理を聞き分け。子多くて難儀もある、子無うて難儀もある。子ある中に、未だや/\、未だ追々という者もある。これ皆前生のいんねんである。いんねんと言うて分かるまい。皆これ世界は鏡、皆人間生れ更わり、出更わりしても、心通り皆身に映してあるから、よく聞き分け。難儀の難儀、不自由の不自由もある。それ夫婦の中も、子無いというも、よう聞き分け。いんねんと。小人というても、一才二才三才以上と言い、皆一人々々一人のあたゑと、だん/\話を聞いて、都合よいあたゑ、よく聞き分け。一つの小人のあたゑという。一つの真実定め。子無うて一つのたんのうありて、一つのたんのうという。一寸のさしづして置こう。

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