明治二十一年二月六日朝
小松駒吉講社大いにいずむに付願

さあ/\いかなる処も尋ねる事情、よく聞き分けてくれ。今に一つどうなる/\という処、急くでないで/\。成る事情というものは、独り成るで。成らんものは、どうしても成らんと。めん/\も理もあろう、多くの根もちゃんと埋りてある。旬がある。旬が無けら、芽も吹かん、と、めん/\の心では何でこうであろう/\と思うやろう。なれども神の道というものは、あちらはどういうものであろうと思う処、また芽が吹く事情というは、身上ありて事情ある。この理も聞いて置かねばならん、と。心次第である。誠の精神なら、埋りて置く根があれば芽が吹く。この理を諭し置こう。

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