明治二十五年九月二十八日
畑林やす身上願

さあ/\一時事情に尋ねる。だん/\の事情、前々一つ身上、一時迫り、便りを以て一つ理諭するまで。遁れるも一つ、遁れられんも一つ。よう聞き分け。身上から一つ理考え、さしづ考え、又々一つ安心定め。それ/\事情よく聞き分けにゃ分かり難ない。どんな事もこんな事も長らえて理がある。又長らくいかなる道も通りた理がある。一つ苦労もし、又敵も受け、どんな事もこれまで受けて来たる処、事情は広くという、心広くという。だん/\聞き分け。心得までよう聞き分けにゃ分かり難ない。いんねん諭するであろう。いんねん諭する処銘々いんねん聞き分けにゃ分かり難ない。たゞいんねんだけでは分かり難ない。成るもいんねん、成らんもいんねん。いんねん諭す処よう聞き分け。成るも成らんも、出来るも出来んもいんねん。いんねん以て世界集めたる理、これが分かれば鮮やか澄んである。一時諭して置くによりて、それ/\まで事情という。よく聞き取ってくれるよう。

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