明治二十一年一月二十三日
梅谷たね身上願

さあ/\身の処さしづよう聞き分け。分からん。どんな事こんな事、今の道、理をよう聞き分け。ずつなみ人間何遍話伝えてある。幾重話ても、伝えても、めん/\心で心、心出来る。それで印がある。何遍尋ねても同じ事、よう聞いてどういうもの、めん/\思うやろう。何にも思やせん。何にも思やせんにゃ印ありゃせんで。急き居る/\/\でならん。あちらが悪い/\、こちらが悪いというのは、これをよう聞き分けねばならんで。心で思う通りに障り付くのやで。急くから咳が出る。この理を覚えてくれねばならん。そこで一つの理を諭し聞かせて置く。子供機嫌好い時に、何にもやろ、これもと思うやろう。その日の処、折々思い出すであろう。親のためには皆子、神のためには同じ子供、一寸も違やせんで。子供機嫌好き遊びあちらにやり、どうかすると又かいやもう/\/\、子供々々どうもならんという。小人々々心年取れたなら、年取れど心よう聞き分けくれねばならん。どう思うても同じ事や。どう思うても二三年も忘れかたと思うような日もあった。なれどしゅじつ/\というもの、忘れようと思うたて、忘れられるものでない程に。その道日が通り経ちたなら、何でも神の思うようになるのや。このやしき一つの証拠がある。

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