明治二十五年八月二十日
寺田半兵衞身上の願

さあ/\尋ねる事情/\、身上に事情尋ねる。又一つには同じ事情身上尋ねる。一名一人の理を尋ねる。同じ一つの理を尋ねる。心に掛かるやろう/\。何程掛かれども案じる事要らん/\。案じる事要らんがよう聞き分け。急げば急ぐ。何が急ぐ。急ぐとさしづすればどうであろうと思う。心理を治め。皆理は一つの理であろう。理は一つの理であろうと言えば、又どうであろうと思う。今の一時と言えば、他に見れど事情どうでも急ぐ。急げば遅れる。つい/\には身が急ぐ。よう聞き分け。どんな事も皆一つ理を以て、いつ/\の事長らえて事情、急いては楽しみ無い。今年に行かねば来年。急いではいかん。彼処はどう、見ればどう、聞けばどう、これ三つ必ず持たず、日々清水のみとし、一つこれからという聞き分け。急ぐ事要らん。鮮やか。どれから始まるかも分からん。何も急ぐ事要らんで。

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