明治二十五年八月九日(陰暦閏六月十七日)夜
永尾楢次郎身上今一段速やかならぬに付願
さあ/\尋ねる処/\、前々一時のさしづ、身上々々一時の処、事情速やかという。悩みそれ/\授けたる事もあり、聞かしたる話もあれば、一つの事情確かなる事も分かる。身の処直ぐになる。事情に一つの理を迫る。いかなる理と思う。ぢばという一つの理、一つの名がある。そらと言えば世界という。何たる事情も出す。聞いたる話、内外の事情に隔ては無し。いんねんという理もある。迫るであろう、踏ん張らにゃなろうまい。