明治二十五年八月七日
平野トラ身上願

さあ/\尋ねる処、身上事情いかなる事、前々より諭しある。どうでもこうでも、これまで是非一つ運んでならんと思う。どれだけ思うたとても、又一つに後々と思う。何よの事も自然の理である事分からん。自然の理で成る。一時事情早く事情、天然の道を早く/\。道の後々のあこもあれも聞かず言わず語らず思う。身の障り誠一つあたゑあっても、身の障りあれば日々と言えん。身の障りより聞き分け。心に掛けぬよう、掛からんよう、よく聞き分け。

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