明治二十五年七月四日
信徒にして御道を拝聴し、熱心上より家業を捨て、御道のため奮発致し度き者有之時は、如何取り計らい然るべきや心得のため願

さあ/\事情尋ねる/\。心得のため事情、さしづ一つ及び置こう/\。一時の心定めるは受け取る処、よう聞き分け。一代の処は長いようなもので短い。運んで尽して居る間は長く、そこで一代の処は長いようで短い。長いと短いとこれよう聞き分け。一時という、掛かりというは、人は真実何も打ち忘れ、あの人と思う一時の処、成程分かって深き楽しみと思う。一時の処、よう聞き分けにゃならんで。一度の処は二度三度、心以て事情は、世上世界の理もある。今年もこうであってこうという。一時どうせとは言わん。そこでよう聞き分け。思うようにならん。これだけ運ぶのにならん、定めて居るのになあ、と思う。それでも精神定めてすれば、重々の理に受け取る。これ一つさしづして置こう。
押して、分支教会役員の内にて、熱心上より御道を尽すため家業打ち捨ることは如何にや伺
さあ/\尋ねる事情、大抵どうという。一つ定めてどうという。どんな理も諭し、成るも成らんもいんねん。いんねん聞き分けて定めるなら、一時定めてくれ。いんねんという、余程定め難くい。世上において人々中という、いんねんという理定める者少ない。一代二代三代替わり/\、これ聞き分け。又先々生まれ更わりという事情。たゞいんねんというだけ聞いて、どういう理でなるという、これ分かりた者は無い。生涯末代と言うて、無くなるもいんねん、生涯安楽楽しんで暮らすもいんねん。皆同じように成るはいんねん。そこで、すっきり美しい洗い切りて暮らさしたいは、いんねんの理にあるのや。そこでいんねん聞き分け。さあ/\尋ねる事情、大抵どうという。一つ定めてどうという。どんな理も諭し、成るも成らんもいんねん。いんねん聞き分けて定めるなら、一時定めてくれ。いんねんという、余程定め難くい。世上において人々中という、いんねんという理定める者少ない。一代二代三代替わり/\、これ聞き分け。又先々生まれ更わりという事情。たゞいんねんというだけ聞いて、どういう理でなるという、これ分かりた者は無い。生涯末代と言うて、無くなるもいんねん、生涯安楽楽しんで暮らすもいんねん。皆同じように成るはいんねん。そこで、すっきり美しい洗い切りて暮らさしたいは、いんねんの理にあるのや。そこでいんねん聞き分け。
押して、郡山増田甚七商法をやめるに付願
さあ/\尋ねる事情/\、尋ねる処皆んな同じ理。尋ねる理を聞き分け。前々より伝える同じ理、これ聞き取るなら分かる。これから精神と言うてある。日々楽しんでこうというは受け取る。前々伝えたる。これ一時の理には、そんならどうなるという。なれどこうという理諭せん。いんねん余程通りてある。一つ心定めてこうと言うや、随分重々の理に受け取るという。さあ/\尋ねる事情/\、尋ねる処皆んな同じ理。尋ねる理を聞き分け。前々より伝える同じ理、これ聞き取るなら分かる。これから精神と言うてある。日々楽しんでこうというは受け取る。前々伝えたる。これ一時の理には、そんならどうなるという。なれどこうという理諭せん。いんねん余程通りてある。一つ心定めてこうと言うや、随分重々の理に受け取るという。
又押して身上に付伺
さあ/\万事事情にてこれまで事情諭したる処、どうでも救けにゃならん救からにゃならん、という日々であろう。よう聞き分け。いかなる処/\どういう処、尽して/\重々尽してという処、一つ身上不足なりてどうと日々であろ。よう聞き分け。これまで諭したる処、一つ/\改めて一つ事情々々、一時と言わん。これまで諭したる処、繰り返やし/\改めて事情速やか諭したる一時の処、これから先尋ねるも同じ理。しいかり聞き分けてくれ。さあ/\しいかり聞き分けてくれ。さあ/\万事事情にてこれまで事情諭したる処、どうでも救けにゃならん救からにゃならん、という日々であろう。よう聞き分け。いかなる処/\どういう処、尽して/\重々尽してという処、一つ身上不足なりてどうと日々であろ。よう聞き分け。これまで諭したる処、一つ/\改めて一つ事情々々、一時と言わん。これまで諭したる処、繰り返やし/\改めて事情速やか諭したる一時の処、これから先尋ねるも同じ理。しいかり聞き分けてくれ。さあ/\しいかり聞き分けてくれ。

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