明治二十五年六月九日(陰暦五月十五日)夜十二時
村田長平小人慶蔵身上の願

さあ/\尋ねる事情/\、身上いつ/\までも、又鮮やかならんと尋ねる処、よう聞き分け。どういうもので鮮やかならんと思う。日々事情、立てやう立てやい、一つ事情、内々皆それ/\事情改めて、第一余程なあという事情、しのぎ一人事情分からん。つい/\事情成る成らん、一寸思てみて、鮮やかという理一つ治め。どういう事をあゝと言う。一つ内々それ/\諭したる。一つ道定まらん、治まらん。日日どうであろう、いかなる事であろうというは理。皆こういう一つ理改め。覚束無き事と案じる理、覚束無き事諭せるか、諭せんか。日々の処思やんして、一つ諭して、一寸いつからどう、今度から鮮やかならん処、よう諭して、来年はどうと、一年経ったらどう、後々定めにゃならん。不安の事で鮮やかならん。鮮やかならん一つ理が掛かる。掛かる処、一つ諭すによって。
押して、桝井政治郎の事に付引き越し事情願
さあ/\一時に一つ理は治まり難ない。一つには所という、長らくでいつからという。一つには頼りないなあと、一つ事情尋ねば諭そう。事情心に差し入りて、残る一つの理というは、一時理思う一つ処、理が残るであろう。これから先の事情、一年なら一年、一つたんのう治めさして、幾日経ったら安心一つ理もある。そこで安心治まれば、めん/\深き一つ残る。鮮やか諭して、追々何箇月経ってと、安心さして運ぶなら、後々十分の理であろう。さあ/\一時に一つ理は治まり難ない。一つには所という、長らくでいつからという。一つには頼りないなあと、一つ事情尋ねば諭そう。事情心に差し入りて、残る一つの理というは、一時理思う一つ処、理が残るであろう。これから先の事情、一年なら一年、一つたんのう治めさして、幾日経ったら安心一つ理もある。そこで安心治まれば、めん/\深き一つ残る。鮮やか諭して、追々何箇月経ってと、安心さして運ぶなら、後々十分の理であろう。

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