明治二十五年四月三十日
富田伝次郎妻たき身上障り願

さあ/\尋ねる事情身の一条いかなる処尋ねる、さあどういう事が間違ってある。分からん。分かるも一つの理、分からんも一つの理。分かる分からん二つの理。これ聞き分け。これまで一時心やあろまい。だん/\長く事情中に、身上いかなると思う処、よう聞き分け。身上案じる事要らん、案じてはならん。これまで思い立ちたる事あろう。聞き分け。内々一つの処で一つだん/\聞き分け。いかなる内々世界理見にゃなろまい。先々理思い、どうであろうと思うやろう。案じて居ては身上案じるように成りたらどうむならん。よう聞き分け。何時さゝうという理有るか無いか。これ一つ聞き分けば皆分かる。
押して願
さあ/\尋ねる事情/\何も急く事要らん、急えてはならん。未だ/\急かず、何も急く事要らん。これから分かりてあろ。急えたてならん。心をどうしたて暫く理を思わずして、たんのうして居れば、身に障りもあろまい。これ一つ楽しみとして通らねばなろまい。さあ/\尋ねる事情/\何も急く事要らん、急えてはならん。未だ/\急かず、何も急く事要らん。これから分かりてあろ。急えたてならん。心をどうしたて暫く理を思わずして、たんのうして居れば、身に障りもあろまい。これ一つ楽しみとして通らねばなろまい。

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