明治二十四年八月二十九日(陰暦七月二十五日)
山沢サヨ咳出るに付願
さあ/\小人たる処、身の一つ咳どういう事と思う、何が違う、何で違うてある。何にも違いはあろうまい。何であろう。道皆一つの事情、内々事情ともいう。又々事情ありても喜ぶばかり。人々という事情、親々それ/\事情皆一つ事情。一日の日なか/\事情あろうまい。心得という。事情よく聞き分け。いかなる事情も諭してあろう。心一つの事情、一つの理はどう、二つの理どちら道で見る中が難しい。よう聞き分け。見る理、聞く理難しうてならん。皆これまで理がある。これまで試しどんなこんな事、やしき一条の理、そこに見る理、聞く理、この理応法一つの理になれば鏡という。これを諭して、案じる事は要らん。