明治二十四年八月二十九日
永尾楢次郎身上に付願

さあ/\身の処/\、自由という理を聞き分けなろまい/\。事情聞き分け難しい事言わんなろまい。一時の理にはなろうまい、身に理が効き、ほのかの理、前々の理もあれば先々の理もある。ほのかの理をどういう事であろう。身が一つ不足、日日の処一時なろうまい。身の処一時ならん。身の処切なみ、先々切なみの処定め置かねばなろうまい。先々場によりて一度二度三度何度事情、先々事情よう一度の場、二度の場、三度の場、余儀無き場がある。定めて心に取りて、早く身に一つ事情あれば一時運ぶ。事情運び難ない。案じ無きよう一つ事情。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です