明治二十四年七月二十八日
桝井つゆ身上願
さあ/\小人事情、身の処事情心得んと事情尋ねる。いかなる内々どういう事、いかなる事思えども、事情身上心得ん。事情案じる事は要らん。いかなるも聞いて置け。これから何処にどういう事情、彼処にどういう事情、計り難ない。よう聞け。話々聞く、たゞ一時聞く。寄る一つ重々の理で、一時身の処に一時と言えば運ばにゃならん。前々以て知らせ置く。一つ心得え。さあ今一時たゞ一つの事情も暫く先ず/\一時運ばにゃならん。まあ一時々々これまで事情、一時の事情、どういう事、じいくりそれから先の心を運ぶ。何処にどういう事情ある。いや/\まあ/\これまで一時事情互いに運ばにゃならん。今一時の事情、案じる事は要らん。心得のためしやで。