明治二十五年三月五日
梅谷たね肩のこりに付願
さあ/\事情々々、身に一つあって尋ねる。前々諭し、よく/\事情聞き取って置け。長くの道であろう、長々の理であろう。これより日々月々の道を通り、一つの道という。前々日々の事情に諭し、越すに越されん、通るに通られん難渋の中もよう/\一つの理を集め、これまで運びあろう。身上一つの理、一時どう速やかならん事情/\、長らえ/\事情、先々頼む。一時の処、事情世上の事情急がしい。何でも/\身の一つの理は日々という。どうか一つの心、どうか一つの理という。一寸結構、あちら見れば一つの理、こちら見れば一つの理、眺める理、又一つの理も掛かる。これから先々日々急がしい、身の処急がしい。楽しみ深い、長い楽しみ、これからこれ十分楽しみなら、何も身に障りはあろうまい。それからそれ、内々と言えば日々や。やれ/\これ一つ諭し置く。さあ/\何も案じる事は要らんで。