明治二十年
西田長三郎妻四十一才身上願(夜前八時頃よりけにて胸苦し。式上郡駒村)

さあ/\誠一つ十分と思う処、十分前々十分道は通り難くい。速やか誠神一条話、とんと十分話伝え、一つこの道を通らずして思う処無き澄み切ったる水をさぐらん。一つ曇り、又曇り、一寸一つ誠暇要る。良き後人道すがら、よう道聞き分け。今一応暇が要る。一つ心を運び、日頃一応早くと思えば、一つ十分。どうや知らん、うっかりはして居られんて。早く/\道を急ぐ。

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