明治二十五年二月十四日(陰暦正月十六日)夜
永尾よしゑ身上頻りに迫るに付、本席赤衣をお召し下されての御話
さあ/\/\/\/\/\、身の内入り込んで居る/\。どういう事で入り込んで居る。出産安産速やか、又一日速やか、たんのう事情、身の内一寸どういう事でなる。一つ/\の理も洗い、大抵身も治まり、今一時又事情、心得んという。速やか知らそ。もう悟りは要らん。取り入りて取り持ってくれるよう。長らえて月が更わればそらよいか、だん/\いかなる事と思う。早く連れて戻らにゃなろうまい。立て合い一つの不思議、何も案じる事は要らん。早く/\/\連れ帰いれ/\/\。
押して桝井伊三郎より、早く連れ帰れと仰せ下されますは、どなたの事で御座りますや
さあ/\ナライト/\、ナライトやで。さあ早く/\連れ帰りたら、追々の話をするで。さあ/\ナライト/\、ナライトやで。さあ早く/\連れ帰りたら、追々の話をするで。
押して、是非今晩運ばねばなりませんか、又明朝まで御猶予下されますや
さあ/\明日日は何でも結構、結構の理を/\連れて帰いらにゃならん。直ぐと直ぐと。さあ/\早よう道を運べ/\。さあ/\明日日は何でも結構、結構の理を/\連れて帰いらにゃならん。直ぐと直ぐと。さあ/\早よう道を運べ/\。