明治二十五年二月八日
永尾楢次郎家内よしゑ産後身上頻りに迫るに付願

さあ/\尋ねる/\、さあ/\一日々々、一日の日を以て順序の道を知らしたる。前々事情にて知らしたる。一時の事情という、いかなる理も案じる。同じやしきの事情、又々の事情、一人の事情、何たる事情身に迫る処、長引くという。長引くならばどうなろうと思う。さんげという、一つ/\分かりたらさんげ、これまで見遁し、二度三度五度までも見遁し、一つの事情知れたらこう、分かりたらこう、いついつまでさんげの理が分からん、一時迫り切ったる処、何たるの事情ではあろまい。難しいと思う。難しやない。前々所々に通りたる。これまでのさんげは言うまでやあろうまい。見てさんげ、見えてさんげ。後々の事言うまでや。これから生涯先の事情定めるのがさんげ。これ一つ第一に定めにゃならん。よく聞き取れ。どんな事もしてみせる。修理肥のようなものや。一時ならんという。これまでのさんげは言うまでやない。これより先という事情を定めねばなろまい。これより先事情、一時に定めるなら、一時に治まる。この事情ひながたの理も治めにゃならん。ひながたの事情は、遠く国々までも聞き諭さにゃならん。皆の事やで。ひながたと言えば、澄んで/\十分澄ました上でひながたという。これは生涯の事情と成る。早く/\諭してくれ。一人のためやない。それ/\伝え。これからは二度の事情は越さんで/\、早く/\。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です