明治二十五年一月十四日
前おさしづにより本部内に居る者の内、ならんものを助けるつなぎの願
さあ/\/\、一度二度三度、返やし/\にだん/\諭したる処、いかなるも諭し諭しの道であるから、諭しの理を聞き分け。成らん事をせいと言うやない。成るよう行くよう、幾重にも撫で擦りの理を以て諭すから、本心一条に立ち帰りて、一条定める。だん/\の事も見る程に、聞く程に、一日の日に順序定めるなら、いついつまでも治める。よく聞き分けてくれねば、分かり難ない。見える/\、見えるから諭す。よく聞き分け。これまで順々道すがら、いかなる事もあったやろ。難儀不自由の道を通れと言うやない。日柄も切ってあるで。惜い事やと思わんよう。心散乱という。世上の理を思わんよう。見え掛けると、どんな事見えるとも分からん。これまで成らん中、どうでもこうでも治めて来た。一寸楽々の道を付けた。どういう処に、どえらい土手がある、石浜がある、難海がある。三つの理を思わにゃならん。これから先どんな道あると定めて一時に聞き分けるなら、一時に受け取る。どんな処も見えてある。早く定めてくれ。定めてくれば、どれだけの徳とも分からん。徳と言えば、どれだけの徳と思うやろ。一日の日に定めて、今日の日印打って定め。どれから打つ。打ったとて四方へ踏ん張るから、どんな所でも踏ん張る。入り掛ける、出掛ける。これ一つ尋ねるまで、聞くまで。さあこれから一日の日に事情定めるなら、どんな事も治めて行く。何とも無いと思えば、何でもないものや。どんな事もよう聞き分けてくれ。