明治二十五年一月七日
山沢為造乳母の事に付願

さあ/\前々事情尋ね出したる一つさしづ、先ず/\一年という/\。まあ一年という処、どうでも内々それ/\それではと思う。尋ねる人々替わる処、尋ねる/\。一つ随分替わりても随分治まる。二年三年いつ/\まで可愛、又、後々という。これさい心に掛けて、二年三年これ一つようこそ繋げば随分治まる。これ一つ委せ置くと。これだけ諭して置く。

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