明治二十四年頃
増田甚七小人身上に付伺

さあ/\深き/\の事情、まあ一事言わん。当分遁れ又々遁れ、精神一つはいんねんという事情ある。何かの処の事情、事情治め。何かの事情も一つならんがいんねん。分からんなれども、小人事情から一つどうもならん。ならんがいんねんの事情という。可哀そうのものいんねんの事情なれば、一度の当分の処当分にして、何か心の休め。夫婦安心さすよう。大層したでどうもならんで。成るべ行くえの道を一つという。事情急く一つの事情、一時早くたんのう。一つの心の治まるよう、早く事情を諭すよう。

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