明治二十四年十二月二十四日
宇野善助五十六才身上事情願
さあ/\尋ねる事情、身の処いつ/\事情、前々諭したる事情あろ。めん/\心得んから尋ねる。一つ内々それ/\身上と言えば、案じる。案じんよう。どんな事も年限通りたる。これまでと今と違う違わん、分かるであろ。身上から尋ねる。尋ねるなら、これ内々定め。さあ/\誰のものでもない彼のものでもない。誰のものと更に思わず聞かず、一名世界何か世界寄り来る処世界、これ諭して、万事日々の処諭して、誰のものと思わず、尽す理がめん/\の理。身上案じんよう、よう聞き分け。身上あれば聞く、見る。これ楽しみ、それ/\という。これ諭して置こう。