明治二十四年十一月二十八日
植田平一郎願

さあ/\一時尋ねる事情、どういう事であろ。一つの理を尋ねる。それ/\内々いかなる事判然せんと思う。思うやない。よう聞き分け。誰の諭やない程に。理の話どう思えども、その日の刻限が来ねば、治まろまい。何か万事掛かるやろ。道の中に一つの道があろ。成るように成る。思うように成る。もう何たる日やなあ、と言うた日より思やんすれば、たんのうも出来んやあろまい。前々の道も発散。道々の間にはいかなる道もあったやろ。さあ今の事情だん/\治まる。身は案じるやない。案じてはいかんで。

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