明治二十四年十一月一日
植谷浅次郎娘五才足の痛みに付願
さあ/\尋ねる/\/\/\/\。尋ねるからは事情さしづという。さしづは生涯のさしづ。心一つというは生涯さしづ。事情変わる。尋ねたら、どうである。生涯とは治まるまい。一寸変わりて、返やしてさしづ。さしづというは、生涯人々心に生涯。生涯はめん/\心に生涯。一時尽す運ぶ中日々受け取る。運べども尽せども、内々なあという。これ分かろまい。分からんから諭し、身上速やかなら、何にも尋ねやせん。これだけは実の心なれど、身上不足なるは、一つ理が無い。よう聞き分け。これまでという。又年限は、長い年限は一寸掛かり、事情はいんねん諭して居る処、めん/\の内々治めてくれにゃならん。どうも、聞いてからは分かる。知らず/\分からん。世上見て大難小難聞き分けて、内々たんのうしてみるがよい。どうも、不足なりてたんのうは思われまい。なれど、めん/\内々なり、子供という、めん/\から聞き分けるなら、成るに成らんではない。成るも成らんも、いんねん。世上に幾重の理もある。これから見れば、たんのう分かる。これよう聞き分けて、さあ/\成らんやない、成らんやないで。