明治二十四年八月二十九日夜
山瀬文次郎身上願
さあ/\身上々々の事情あって尋ねる/\。一つ大抵治まって居る/\。諭して尽す中、身上どういう事であろ、一時思う。長い道、長い道中/\の中、それ/\の心運び/\掛けたる心一つの理に就て事情理がある。難しい処もあろ、どんな処もあろ。身上一つの理尋ね、事情いつ/\事情よう事情聞き分け。一寸若き年寄り諭し掛ける/\。おっとり幾年の事情若きこれから先かなり事情、先若き事情同し事情、若き長くの道の間、どんな事も話さにゃなろまい。身上案じる事は要らん。いついつという心を治めてくれ。これはという心は更々持たんよう。